【自分の命が終わる前に、大切なこと②】
✳白い老猫の保護経緯は一つ前の投稿を読んでください
先日保護した白い老猫ちゃんを翌日病院に連れていきました。
保護してすぐに点滴をし、ご飯も食べ、私たちを見るとよく鳴くようになりました。ただ自力で立つ事が出来ませんでした。
血液検査や様々な検査の結果、やはり体は深刻な状態でした。
とにかく脱水が酷く、生命を維持するために大切な電解質の数値が乱れていまた。
腎臓もかなり悪いことがわかりました。
歯もほとんどなく、年齢は15歳以上。
自宅での皮下点滴では脱水状態を治す事は難しいため、しばらく入院して静脈点滴でゆっくり、しっかり治療していくことになりました。
あの大変な時を乗り越えて生きていた命です。
白猫ちゃんの前回の投稿は、たくさんの方が見て、白猫ちゃんの幸せを祈ってくださいました。
祈りは届くと信じています。
きっと必ず、乗り越えて元気になってくれると思っています。
今回の事で、『ペットを迎えること』について、さまざまな意見がありました。
私が思うことを書かせていただきたいと思います。
高齢者や一人暮らしの人には譲渡すべきではない…という言葉をよく耳にします。
団体や施設の保護動物の譲渡条件にもあるようです。
でも、その人の年齢や家族の有無で決める事よりも、大切なことがあると私は思います。
それは命を迎える為の「覚悟と責任」、そして「変わらぬ愛情」だと思います。
ペットではなく、大切な家族です。
この小さな家族は、自分たちだけでは生きていく事ができません。
私たちは様々な変化を迎えて生きています。その中で迎えた家族を不幸にさせない想いと責任は何よりも大切な事だと思います。
一人暮らしの人もそうでない人も、高齢者も若者も、いつ何が自分の身に起きるかわかりません。
それはみんな同じです。
自分の身に、もしもの事が起きた時のために、その子を不幸にさせない工夫と準備しておく事は、大切な事だと思います。
もしもの時の為の、有料ペット預かり施設もありますが、その場合は必ず現地に行き自分の目で確かめてください。
自分が亡き後、本当に信頼して預けられる所なのか。
ペットを迎える方の年齢の問題についてです。
保護された動物たちの中には、シニアの子もたくさんいます。
みんな新しい家族のお迎えを待っています。
ご自身が高齢ならば、自分が最後まで責任を持てる年齢の子を迎えていただければいいのではないかと私は思います。
保護動物に対して、今自分ができる事は、1匹を迎えて幸せにすること、と真剣に考えてくれているご高齢の方をたくさん知っています。
その方たちは皆さん、シニアの子を迎えて、お互いを支えあい幸せに暮らしています。
ペットを迎える前に、そして、自分の命が終わる前にすべき大切なことは、どちらも重なる事のように思います。
小さな家族に対する、愛情と責任と覚悟があれば、不幸な動物たちを生み出すことを少しでも防ぐ事ができるのではないかと思います。
全ての命に優しく温かい世の中で生きていきたいと願います。
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