【自分の命が終わる前に、大切なこと】
緊急の連絡が入り、昨夜1匹の老猫を保護しました。
お亡くなりになられた方がいました。その方は随分日にちが経ってから発見されました。
家の中には、1匹白い老猫がいました。
猫は飼い主さんが発見されるまで、お水は全く飲めない状態でした。保護した時には随分衰弱していました。
食べ物はどうだったのか。探したりしたのでしょうか…わかりません。
自力で立てる状態ではなくうずくまっていましたが、私たちの気配を感じると、必死に鳴き出しました。
とにかく、脱水が酷いので事務所に戻り、すぐに点滴をしました。
体温も低いので温めてました。
ウェットフードをお皿に出したら、勢いよく食べ始めました。
動かなくなった飼い主さんの側で、どんな想いで過ごしていたのか…
朝と夜がいくつも過ぎていき、お腹がすいて、喉も乾いて、そしてどれだけ寂しかったでしょう。
胸が苦しくなりました。
本当によく頑張って生きててくれました。
この子は今日、病院に連れて行ってきます。
必ず元気になってもらいます。
そして、悲しく辛い想いをした分、必ず幸せになれる場所に繋ぎたいと思います。
命あるものは全て、終わりがあります。
自分が終わる日がいつやってくるのか、誰にもわかりません。
人間がお世話しないと、自分で生きていくことができない命と一緒に暮らしているなら、もしもの時を考えておく事はとても大切なことと思います。
自分がいなくなった後も、大切な家族を守ってあげられるように。
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