【熊本地震から10年〜「助けられる命」】
2016年に起きた熊本地震発生から10年を迎えました。
10年前の4月14日と16日に、熊本県益城町付近を震源とする震度7の地震が発生しました。
住宅被害19万棟、避難者20万人という甚大な被害を齎しました。
私は、東日本大震災の時から、人の命も、動物の命も一緒に救うための避難所の形『ペット同室避難』の必要性を訴えています。
熊本地震が起きた時も、動物の家族がいるから、避難所に行くことができない人や動物がいるのではないかと思い、すぐに被災地に向かいました。
現地に行ってみると、避難所の問題だけではなく、家屋の倒壊により、生き埋めになってしまっている動物たち、逃げてしまった動物たちがたくさんいることを知り、動物たちのレスキュー活動も行うことになりました。
あの時は、私個人で行っていました。
私と同じように個人でボランティアに来ている人たちとも出会いました。
熊本地震が起きてから18日目に、「全壊の家の中から犬の鳴き声がする。助けて欲しい。」と言う連絡が入りました。
私は、その時一緒に動いていた4名で、急いで現地に向かいました。
全壊の家の奥の方に、生き埋めになっている犬の姿がありました。
ジャックラッセルテリアのジュンちゃんでした。
絶対にジュンちゃんを助けたいと思い、私は全壊の家の中に入りました。
他の3名には外で待っててもらいました。
あの時は、まだ余震が続いていたため、外から見ていて、少しでも危ない時は教えて欲しいと伝えました。
崩れた瓦礫には絶対に触れないように、ゆっくりゆっくり、ジュンちゃんに近づきました。
やっとジュンちゃんを確保できましたが、今来た道を、ジュンちゃんを抱えながら、瓦礫に触れずに戻る事は不可能だと思いました。
外で待機している3名に声をかけ、それぞれ間隔を開けて中と外にいてもらい、ジュンちゃんを、バケツリレー方式で外に出すことができました。
もしも、私一人で動いていたら、ジュンちゃんを助けることはできなかったかもしれません。
ジュンちゃんを救出できた時、飼い主さん、近所の人たち、そして私たち。
みんな泣きながら笑って喜びました。
あの時の感動が、私の向かうべき方向を示してくれました。
みんなで力を合わせれば助けられる命が広がると言うことを教わり、動物レスキュー『チームうーにゃん』を作りました。
そして、〝諦めない事の大切さ″が心に深く刻まれました。
人の命も、動物の命も、どんな命も等しく大切な命です。
この想いは変わる事はないから、1つでも多くの命を救うことができるように、迷わず真っ直ぐ進んでいきたいと思います。
チームうーにゃん代表 うさ
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