【飼育放棄の高齢犬を保護しました】
先日、飼育放棄の高齢シーズー男の子を保護しました。
飼い主が高齢のため、お世話が出来なくなった…というのが放棄理由です。
シーズーの状態は、酷い状態でした。
全身の毛が抜けていて、目は萎縮していて目やにで瞼がくっつき閉じてしまっていました。全盲で、耳も聞こえません。
未去勢のため精巣腫瘍になっていました。
ひと目見ただけで、他にも何か大きな病気を抱えていると感じました。
飼い主さんが言った言葉、
「見栄えは悪いが、よく食べて、全く鳴かず、元気。大きな病気をしたことがない」
でした。
そんなはずないでしょう。
この状態で…何故、笑ってそう言えるのか。
でも、この子の飼い主が特別ではありません。
今までにも、理解に苦しむ飼い主とたくさん接してきました。
この子は、すぐに病院に連れて行きすべての検査をしてもらいました。
案の定、副腎に大きな腫瘍、精巣腫瘍、重度の脂漏症、ホルモン異常による脱毛、目は過去の緑内障などを放置したあと萎縮。
心臓も悪い…
痛かったり、苦しかったり、痒かったり…そんなものをたくさん抱えていました。
それなのに、とても大人しく、何一つ自己主張しません。
きっとずっと昔に、たくさんの要求をしたのでしょうが、伝わらなくて、要求することを諦めてしまったのだと感じました。
全てを諦めて、生き続けることが、どれだけ悲しいことか…。
この子はこれから、しっかり病院で体調整えてもらい、手術に臨みます。
これから、温かく幸せな時間を知ってもらうために。
元気になったら、この子の家族を探したいと思います。
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