【生きてほしい】

朝一の飛行機に乗せて、1匹の犬を里親さんのところに送りました。

13歳の黒シバ。10月、施設にきた時からガリガリに痩せていたそうです。
今回、私が初めて会った時には、食べ物をほとんど何も口にしなくなっていました。
病院からは、とにかく何でもいいから食べるものを食べさせてください、と言われました。
犬用のフードは一切食べてくれないので、本当は与えてはいけない人間の食べ物ですが、一口でも食べてくれるものを与えました。
施設のスタッフたちも、いろいろ持ってきてくれました。
それでも、黒シバは一口、二口食べても、それ以上は食べようとしませんでした。

このままでは保たない気がすると思い、毎日、皮下点滴をしました。それでも食欲は戻らず、無理矢理生かされている…そんな感じが続きました。

この子に残されている時間は、あとどのくらいあるのだろう…私はそう考えるようになり、急いで里親さんを見つけてあげたいと思いました。
看取りになるかもしれませんが…そう言いながら、迎えてくれる人を探しました。
私の信頼している友人が、迎えてくれると言ってくれました。
嬉しくて涙がでました。

今朝6時、出発前に施設に行き、最後の点滴を済ませ、オムツをつけて、買ってきた洋服をきせました。飛行機に乗せるゲージには、友人が作ってくれた温かい毛布を敷いてあげました。
「さあ、出発だよ」そう言って黒シバの顔を見たら、いつもより目が輝いていました。まるで何か覚悟をしたような、そんな目に見えました。

生きてくれる気がします。

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