ぼう
チームうーにゃんの事務所では、高齢でも、治療や手術を終えて、譲渡可能な子達を新しい家族が見つかるまでお世話をしています。
しかし、重い病気や、介護、介助が必要となり、譲渡が難しいと判断した子は、私のうちで迎えています。
昨年の夏に、犬種がわからないくらい酷い状態で飼育放棄された高齢シーズー。この子もうちに迎えました。
名前は、ぼうと言います。
初めはふらつきながらも頑張って歩いていたのですが、 頸椎、脊椎、腰椎の変形がひどく、脳にも問題があり、他にも内臓 にたくさんの病気を抱えていて、今は、完全に四肢が不自由で寝たきりになりました。
体の中で動くのは、首から上だけです。
寝たきりではどんどん筋肉は落ちていくし、関節も固まってしまいます。
体だって痛いから、一日に何回かマッサージとリハビリをしています。
歩けないけど、歩行器を作ってあげました。犬の本来の姿勢で数分立たせてあげるだけでも、本人は嬉しい ようです。
自分で好きな時に、行きたい場所にも行けないし、食べ物も流動食にして食べさせてあげないと自力では食べられません。
ぼうが嬉しいこと、楽しいこと、幸せだと感じることを、この状態で、どれだけ叶えてあげられるか分かりませんが、少しでも見つけてあげたいな、
と思います。
歩行器に乗ってご機嫌なぼう。
片方の目は保護した時からありませんでした。今ある目も半分くらいしか見えていません。
✳最後の写真は、昨年出会ったときのぼう。
0コメント